性別適合手術(SRS)

性別適合手術(SRS)

男性から女性へ (Male to Female : MtF)

性別適合手術は、男性の性器を女性の性器に変える、身体的な大転換をもたらす手術です。当クリニックの専門的な知識と豊富な経験を持つ医師たちは、尿路や男性性器に関わる全ての要素と感覚を維持することが可能です。男性から女性へと性別を変えたい方々には、確実に美しく、全面的に、全ての要素を兼ね備えた結果を提供します。特に、タイの医師たちは世界クラスのスキルを持ち、その結果、海外からも患者がタイを訪れて手術を受けています。その理由は、医療技術、手術技術、そして芸術的センスがタイ人のDNAに組み込まれているからです。これは、海外の人々にも認識されています。

“ルックスクリニックの医療チームはWPATHの会員です。”

※WPATHはトランスジェンダーの方々に広く認知されている国際学会であり、正確で完全な基準を提供しています。


性別適合手術の術式

ルックスクリニックで提供されている性別適合手術の術式にはいくつかあります。

1)陰茎皮膚併用による陰嚢皮弁法

世界中で認知されている標準的な方法であり、最も安全な初回手術の選択肢としてよく用いられます。感染リスクも最も低いです。

陰茎皮膚併用による陰嚢皮弁法のメリットは、以下のとおりです。
– 合併症が少ない
– 腹部に傷跡が残らない
– イティパット・テクニックでは、旧来の陰茎皮膚反転法と比べて、比較的深い膣の深さ(〜最大20cm)が実現できる。
陰茎皮膚併用による陰嚢皮弁法のデメリットは、以下のとおりです。
– 陰嚢皮弁を利用するため、鼠径部にV字状の傷跡が残る。
– ケアを怠ると膣が萎縮する可能性があります。

陰茎皮膚併用による陰嚢皮弁法のお見積もり総額※1(21日間滞在)

¥1,209,302 前後
※ 1バーツ4.28円で換算(過去30日間の平均為替レート)
内訳
陰茎皮膚併用による陰嚢皮弁法 手術費用(8日入院)
฿159,000
退院後のセルフケア用品(帰国後を除く):
฿3,500
アテンド料金アテンドとは /21日間滞在)
฿73,000
滞在費用コンドータウン泊 /12泊)
฿20,400
想定航空券費用(エコノミークラス/詳細 
約¥100,000 前後
海外旅行傷害保険料(損保ジャパンの場合/22日間)
¥14,050
※1: お見積もりの総額(費用)はあくまでも用意する予算の目安です。この総額はパッケージ価格で、上記の費用を含みます。
また、「手術費用」には、術前検査費用・GID診断書取得費用(必要な場合)・入院費用を含みます。
ただし、渡航前検診の費用、渡航の際の日本国内の移動費、滞在中の食費などは含みません
※ 手術関連費用・アテンド料金および滞在費用はバーツ建てでの精算となります。
  • 最終的なお見積もりは弊社へのご予約時となり、上記内訳とは異なる場合があります。実際の金額は精算日の為替レートおよび航空券手配後に決まります。手術料金・各種費用が改定の際は、追加料金が発生する場合があります。
  • 滞在は約21日間、入院は約8日となります。

2)S字結腸法

萎縮してしまった膣を回復するための再造膣方法として、または初回手術の方法として用いられることもあります。しかし、感染リスクが非常に高いため、初回手術でこの方法を選択する医師は少ないです。

S字結腸法のメリットは、以下のとおりです。
– より柔軟性のある膣が得られる
– 自然な潤滑液
– より深い膣が得られる
– 触感が滑らかで、ざらつきや毛がない
– イティパット・テクニックでは、比較的深い膣の深さ(〜最大30cm)が実現できる。
S字結腸法のデメリットは、以下のとおりです。
– 費用が高い
– 感染が広がるリスクがある
– 腹部に傷が残る

開腹によるS字結腸法の腹部切開痕例

 

S字結腸法(開腹)のお見積もり総額※1(24日間滞在)

¥1,600,820 前後
※ 1バーツ4.28円で換算(過去30日間の平均為替レート)
内訳
S字結腸法(開腹) 手術費用(8日入院)
฿239,000
退院後のセルフケア用品(帰国後を除く):
฿3,500
アテンド料金アテンドとは /24日間滞在)
฿79,000
滞在費用コンドータウン泊 /15泊)
฿25,500
想定航空券費用(エコノミークラス/詳細 
約¥100,000 前後
海外旅行傷害保険料(損保ジャパンの場合/25日間)
¥15,660
※1: お見積もりの総額(費用)はあくまでも用意する予算の目安です。この総額はパッケージ価格で、上記の費用を含みます。
また、「手術費用」には、術前検査費用・GID診断書取得費用(必要な場合)・入院費用を含みます。
ただし、渡航前検診の費用、渡航の際の日本国内の移動費、滞在中の食費などは含みません
※ 手術関連費用・アテンド料金および滞在費用はバーツ建てでの精算となります。
  • 最終的なお見積もりは弊社へのご予約時となり、上記内訳とは異なる場合があります。実際の金額は精算日の為替レートおよび航空券手配後に決まります。手術料金・各種費用が改定の際は、追加料金が発生する場合があります。
  • 滞在は約24日間、入院は約8日となります。

S字結腸法(腹腔鏡)のお見積もり総額※1(24日間滞在)

¥2,075,900 前後
※ 1バーツ4.28円で換算(過去30日間の平均為替レート)
内訳
S字結腸法(腹腔鏡) 手術費用(8日入院)
฿350,000
退院後のセルフケア用品(帰国後を除く):
฿3,500
アテンド料金アテンドとは /24日間滞在)
฿79,000
滞在費用コンドータウン泊 /15泊)
฿25,500
想定航空券費用(エコノミークラス/詳細 
約¥100,000 前後
海外旅行傷害保険料(損保ジャパンの場合/25日間)
¥15,660
※1: お見積もりの総額(費用)はあくまでも用意する予算の目安です。この総額はパッケージ価格で、上記の費用を含みます。
また、「手術費用」には、術前検査費用・GID診断書取得費用(必要な場合)・入院費用を含みます。
ただし、渡航前検診の費用、渡航の際の日本国内の移動費、滞在中の食費などは含みません
※ 手術関連費用・アテンド料金および滞在費用はバーツ建てでの精算となります。
  • 最終的なお見積もりは弊社へのご予約時となり、上記内訳とは異なる場合があります。実際の金額は精算日の為替レートおよび航空券手配後に決まります。手術料金・各種費用が改定の際は、追加料金が発生する場合があります。
  • 滞在は約24日間、入院は約8日となります。

※ コラート本院での手術を希望される場合は追加アテンド費用40,000バーツがかかります。コラート本院は他の手術を実施するバンコク院より車で片道5-6時間の距離にあります。追加アテンド費用には、その往復送迎費用と、手術前後3-4日間の弊社スタッフの現地滞在費用等を含みます。
※ ご希望や健康状態によりクリニックでは無く、総合病院での手術・入院となる場合は、6時間未満の手術で80,000バーツ、6時間以上の手術で100,000バーツの追加費用が発生します。

手術に必要な条件

性別適合手術には、主に以下の条件を満たしている必要があります。

陰茎皮膚併用による陰嚢皮弁法の手術手順

– 睾丸の切除
– 新しい膣を造るためのトンネルを造ります。肛門を傷つける可能性があるため、この手順は非常に重要です。
– 陰茎を切除し、尿道を短縮します。神経と血管の保護を行い、感覚が失われないようにします。
– 陰茎皮膚の先端と、陰嚢皮弁を用いて新しい膣を形成します。
– クリトリスを形成します。
– 内陰唇と外陰唇を形成します。
– 手術後の傷跡を丁寧なケアによりキープします。

手術スケジュール例

※日程は一例です、変更となる場合があります。

手術2日前 GID診断書取得
手術1日前 渡航後の術前検査とカウンセリング、入院して手術準備。深夜に手術の為の飲食禁止が始まります。
手術当日 午後に手術開始
術後1-3日目 点滴により抗生物質などを投与されながら入院となります。
クリニックより1日1-2回の清拭(身体拭き)が行われます。
術後4日目 傷を覆うガーゼを外し、患部の消毒が始まります。
S字結腸法の場合は、平均で、この日まで飲食禁止となります。
術後5-6日目 引き続き入院となります。
術後7日目 膣内の詰め物と、尿カテーテルを抜去します。体調によって、退院となる場合があります。
S字結腸法の場合は、腹部のドレーンを抜去します(開腹法の場合は術後14日目に抜糸を行います)
術後8日目 退院日。滞在施設に移動し、自身で患部ケアを行います。
術後14日目 最終チェックアップとダイレーション開始します。

 

イティパット医師の技術

イティパット医師のテクニックでは、外性器への切開痕を最小限に抑えつつも、膣の深さを確保します。鼠径部(ここでは膣の入り口の左右から、恥骨までの範囲を指します)にやや長めの切開痕が出来ますが、足の付け根を切開する鼠径部皮膚移植法と比べて、見た目が断然良くなります。

性別適合手術で得られる結果

クリトリスと尿道口の間に皮膚をつなげて尿道を配置する方法により、小陰唇の内側は常にピンク色となるような女性器が得られます。これは、専門の泌尿器科外科医の経験と熟練度に大いに依存します。尿道の収縮により、尿道口の位置が時間と共に変わる可能性があります。 “性別適合手術前の準備と手術後の結果は、ケアの丁寧さにより大きく左右されます。” もし、陰茎が小さい方や、包茎手術を受けられた方の場合は、手術前に毎日、陰茎の皮膚と陰嚢の皮膚を伸ばし続けることで、皮膚を拡張でき、膣の深さを深く出来る可能性があります。これにより、困難で時間を要する鼠径部皮膚移植などのリスクを避けられます。

  1. 手術1ヶ月前にはビタミンとホルモンの摂取を中止してください。傷の治癒速度に大きく影響を与えます。
  2. 手術2日前からは柔らかい食事を、手術1日前からは液体食を摂取します。
  3. 血液検査、X線検査、心電図検査を行います。
  4. 手術前には2人の精神科医とのGIDカウンセリングがあります。
  5. 手術前には各種健康診断、写真撮影、カルテ作成などを行います。

手術後の注意点

– 手術後少なくとも2週間はベッドで安静に過ごすこと。
⇒ 重い物を持ったり、強く擦れたりすると傷が裂ける可能性があるため、重労働は禁止です。また、傷をこすったり、かいたりするのも絶対に避けてください。オートバイに乗ったり、性行為をしたり、重いものを持ち上げることも避けてください。
– 毎日傷口のケアと消毒を行います。
– 手術後2週間からダイレーターを使用します。
– 手術後1ヶ月からは、日常生活に戻れます。

 


性別変更手術は男性から女性への変身を目指します。この手術の目的は、男性の性器を外見、感覚、機能の面で女性の性器に似せることです。これにより、元の生殖器の一部を使用して新しい膣を作成し、その結果として、感覚や機能が本物の女性のようになります。

男性から女性への性別変更手術は、外性器を女性の形に変更し、新たな膣を作成する手術です。専門医の技術と手技により、現在、手術の技術と方法は大きく進歩し、新たに形成された外性器が女性のそれに近似した結果が得られます。新しく形成される組織には、大陰唇、小陰唇、クリトリス、そして膣があります。ルックスクリニックの性別適合手術専門医は、高度に熟練しており、優れた結果を提供するだけでなく、感覚や様々な感触も大いに改善します。

性別変更手術は広く認知され、社会的に受け入れられています。しかし、これらの手術は複雑であり、したがって、この分野の専門医と直接相談し、一般的に認められた基準に従って手術を行うことが必要です。これにより、望ましくない副作用を避け、最良の結果を得ることができます。

PAGE TOP